LaTeX文書作成入門

定義や定理の出力は、newtheorem 環境を使用します。定義の場合、プリアンブルに次の内容を記述します。

#sh{{ \newtheorem{dfn}{Definition}[引数] }}

dfn はdfn環境を作ります。名前は何でもいいです。 Definition は表示される名称です。「定義」と表示したいならば、

#sh{{ ¥newtheorem}{dfn}{定義} }} と書きます。

定義番号に (2.1) のように章番号をつけたい場合は,引数に,chapterを入力します。章立ての文書で (1.3.2) のように節番号を付けたい場合は、引数に section を入力します。

本文で定義を書くときは次のように入力します.

入力例

#sh{{ \begin{dfn}[和集合]\label{dfn:set} 集合 $A$, $B$ について、以下を満たすとき、$A\cup B$ を $A$ と $B$ の和集合という。 \[ A\cup B=\{x \mid x \in A \,\mbox{または} x \in B \} \] \end{dfn} }}

出力例 intro15-01_0.jpg

\begin{dfn}の後の[和集合]は、定義の名前を表します。これは省略可能です。

定理、命題、補題なども同様に書くことができます。定義のカウンタを引き継ぎたい場合は、引数を用いることが出来ます。

#sh{{ \newtheorem{dfn}{定義} \newtheorem{thm}[dfn]{定理} \newtheorem{pro}[dfn]{命題} \newtheorem{lem}{dfn}{補題} }}

以下古い情報。

newtheorem 環境では,一部のクラスファイルでは,テキストは強調されるます.これを解消するためには,em 環境を用いるとよいでしょう.

入力例

#sh{{ \begin{dfn}[定義の名前]\label{ラベル}\\ \begin{em} This is Definition \[ A=B \] \end{em} \end{dfn} }}

定義の番号を参照する場合は,\refを使用します.

入力例 定義の詳細については,Definition \ref{ラベル名} を参照せよ.

theorem パッケージ

theorem パッケージを利用すると,newtheorem 環境をカスタマイズすることができます.プリアンプルに次のように記述します.

#sh{{ \usepackage{theorem} }} theorem パッケージには newtheorem 環境をカスタマイズするコマンドが用意されています.

よく使う theorem パッケージ のコマンド

\theoremstyle定義名を表示して改行するかどうかplain:通常モード(改行しない)breeak:定義名を表示して改行する
\theorembodyfont定理環境本文の書体(デフォルトは,itshape)

定理環境の本文をイタリック体ではなく直立体で表示したいときは,次のように入力します.

#sh{{ \theorembodyfont{\upshape} }}

その他の詳細は,\usr\local\share\texmf\dox\latex\theorem.pdf を参照してください。

入力例

#sh{{ \usepackage{theorem} \theoremstyle{break} \theorembodyfont{\rmfamily} }}

証明終の記号

定理の証明の時に使用される、証明終の記号は右寄せですが、数式モードでは、通常の右寄せが使用できません。そこで、プリアンブルで次のような命令を作成します。

#sh{{ \newcommand{\qed}{\hfill証明終の記号\par} }}


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Last-modified: 2014-09-05 (金) 13:12:12 (1359d)