LaTeX文書作成入門

AMS-LaTeXを利用すると、簡潔に数式を入力することができます。 LaTeX標準の数式よりも、こちらを利用した方が都合が良いこともあります。

ftp://ftp.ams.org/pub/tex/doc/amsmath/amsldoc.pdf

AMS-LaTeX を利用するためには,プリアンブルに以下のように記述します。

#sh{{ \usepackage{amsmath} \usepackage{amsthm} \usepackage{amssymb} %または \usepackage{amsmath,amsthm,amssymb} }}

テキスト数式モード

標準の数式と同様に書くことができます。

分数

テキスト数式モードで分数を書くと小さくなります。常にディスプレイスタイルで分数を表示する\dfracと,常にテキストスタイルで分数を表示する\tfracが用意されています。最も、行間が崩れるので、あまり使わない方が良いかもしれません。

数式中の空白

標準の数式と同様に書くことができます。

ディスプレイモード

標準の数式と異なる部分です。

別行立ての数式を表示するには,ディスプレイ数式モードを使用します.

数式番号は必要でない場合は,次のように数式を\[ 数式 \]で囲みます.

入力例

#sh{{ \[ \sum_{i=0}^{n} x_i \] }}

数式番号をつけたい場合は equation環境を使います。

#sh{{ \begin{equation} A = B \label{eqn:A=B} \end{equation} }}

ディスプレイ用数式モードにおいて文字を入力したい場合は\mboxの代わりに\textを使用します。自動で空白を入れたり、\text内で文字の大きさを自由に変えることができます。

入力例

#sh{{ \[ A = B \quad \text{すべての事象に対して} \] }}

数式が複数行にわたる場合、Ams-LaTeXでは強力な環境が整っています。

align環境

非推奨のeqnarray環境の代わりに、align環境があります。align 環境は eqnarray 環境の欠点を改善した環境です。

入力例

#sh{{ \begin{align} A & = B \\

 & = C

\end{align} }}

出力例 intro16-01.jpg

揃えるための,& はいくつあっても構いません。

数式番号をつけたくない場合は alignのあとに*をつけます。他の環境も同様です。

入力例

#sh{{ \begin{align*} A & = B \\

 & = C

\end{align*} }}

一部のみ数式番号をつけたくない場合は、\notagをつけます。他の環境も同様です。

#sh{{ \begin{align} A & = B \\

 & =  C \notag \\
 & =  D 

\end{align} }}

出力例 intro16-02.jpg

gather環境

gather環境は,複数の数式を中央揃えで並べます.

入力例

#sh{{ \begin{gather} A = B \\

=C  \notag \\
= D

\end{gather} }}

出力例 intro16-03.jpg

alignat環境

それぞれの数式にコメントを入れるとき便利。 または、1行に複数の数式を入れるときに便利。

入力例

#sh{{ \begin{alignat}{2} A & = B & \qquad & \text{何とかの定理より} \\

 & = C &        & \text{右辺をまとめる}

\end{alignat} }}

出力例 intro16-04.jpg

#sh{{ \begin{alignat}{2} A& > B, & \qquad B & > C \\ X& > Y, & \qquad Y & > Z \end{alignat} }}

出力例 intro16-06.jpg

multline環境

長い数式を折り返すときに便利。

入力例

#sh{{ \begin{multline} A + B + C + D + E + F \\

 + G + H

\end{multline} }}

出力例 intro16-05.jpg

case 環境

case環境は、場合分けをより簡潔に書くことができます。

入力例

#sh{{ \begin{equation} A= \begin{cases} B & \text{$x$ が偶数の時} \\ C & \text{$x$ が奇数の時} \end{cases} \end{equation} }}

出力例 intro16-07.jpg

行列

行列は、matrix環境を使って簡単に書くことができます。

入力例

#sh{{ \begin{equation} A= \begin{pmatrix} a & b \\ c & d \end{pmatrix} \end{equation} }}

出力例 intro16-08.jpg

\begin{pmatrix}~\end{pmatrix}は、さまざまな行列の括弧に対応しています。

matrix括弧なし
pmatrix( )
bmatrix[ ]
Bmatrix{ }
vmatrix| |
Vmatrix|| || または,bordermatrix

括弧付きの数式番号

\refの代わりに \eqref を利用すると.括弧付きの数式番号参照となります.

任意の数式番号

\tag を用いて,任意の数式番号を出力することができます.\tag* は括弧なしの数式番号を出力します.\notagは数式番号を出力しません.

入力例

#sh{{ \begin{align} A & = B \tag{A} \\

 & = C \notag \\
 & = D \tag*{B}

\end{align} }}

出力例 intro16-09.jpg

数式の副番号

数式番号にサブ番号をつけるには次のように出力します.

#sh{{ \begin{align} A & = B \label{eqn:normal} \\ \tag{\ref{eqn:normal}a} & = C \label{eqn:dash} \end{align} }}

出力例 intro16-10.jpg

すべてにサブ番号をつけるには、subequations環境を利用します。 subequation環境で挟まれた数式環境は何でもかまいません。

#sh{{ \begin{subequations} \begin{equation} A = B \end{equation} $A$ と $B$ は同値なので \begin{equation} A = C \end{equation} \end{subequations} }}

出力例 intro16-11.jpg

証明

amsthmパッケージを使うと、\proof環境を使うことができる。

入力例

#sh{{ \begin{proof} 定理1.1より、以下が示せる。 \begin{equation} A=B \end{equation} よって、所望の結論を得た。 \end{proof} }}

次のように指定することができる。

#sh{{{ \renewcommand{\proofname}{\textnormal{(証明)}} \renewcommand{\qedsymbol}{(証明終)} }}}

出力例 intro16-13.jpg


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Last-modified: 2014-09-26 (金) 13:34:32 (1338d)