[LaTeX] LaTeXの基本

はじめよう!LaTeX

まず、TeXのインストール等を参考にして、TeXをインストールします。

ここでは、統合環境ソフトTeXWorksを用いて説明します。

TeXWorksを起動します。 以下の文書を入力して、foo.texというファイル名で保存します。 ファイルの文字コードは UTF-8になります。他のテキストエディタで読むときは注意してください。

\documentclass{jsarticle}
\begin{document} 
これは \LaTeX 文書です。 
\end{document}

タイプセット

ツールバーの緑色のボタンをクリックして,upLaTeXで処理します。処理すると以下のファイルが生成されます。

  • foo.pdf — 組版されたファイル。PDF形式で出力される。
  • foo.aux — 処理の過程で補助的に作成されるファイル.テキストエディタで開くことができる.組版が成功したならば必要はない。
  • foo.log — 処理のログが書かれているファイル.テキストエディタで開くことができる。

過去に、dviファイルを作成していましたが、PDF形式への変換が容易になったため、現在ではほとんど使われていません。(dvipdfmxを使っていれば間接的に生成はしているが、PDFが最終形なので、dvioutなどで表示することはなくなった。)

出力例

 

LaTeX文書は次のような形式となっています.

\documentclass[オプション]{文書クラスの指定}
%% プリアンブル % 
\begin{document} 
%% 本文 %
\end{document}

 

1行目は、雑誌や書籍などの文書のクラスを指定します。

プリアンブル

プリアンブルには、タイトルや著者名などの文書の基本情報を入力したり、その文書で使用するパッケージやコマンドを入力します。

パッケージ

LaTeX 文書では、必要に応じてパッケージを読み込む必要があります。たとえば,AmS-LaTeX パッケージなどを読み込むためには、プリアンブルに次のように命令します。

\usepackage{amsmath}

複数のパッケージ読み込むためには次のように命令します。

\usepackage{パッケージ1}
\usepackage{パッケージ2}

または

\usepackage{パッケージ1,パッケージ2}

パッケージにはオプションを指定できるものもあります。

\usepackage[オプション]{パッケージ名}

複数のパッケージが共通のオプションを持つ場合、たとえば、次のように命令することもできます。

\usepackage[dvips]{graphicx,color}

命令の定義

プリアンブルでは、著者独自の命令を定義することができます。もし、コマンドに@を含んでいる場合は、その命令の前後に\makeatletter\makeatotherで囲まなければなりません。

\makeatletter 
%(@を含む命令)
\makeatother

 

本文

本文は,\begin{document}\end{document}の間に書きます。

行の途中に%があると、それ以降の文字はコメントアウトされ、無視されます。

ファイル保存

ファイルは.texという拡張子で保存します。ファイル名には日本語を利用することもできますが、システムの関係から英数半角が望ましいです。また、スペースなどがあると正しく処理することができません。また、保存先がデスクトップ(C:\documents and settings\user\)など、パスにスペースが入っている場合も正しく処理できないので、D:\temp のように、ドライブに適当な作業フォルダを作り、そこに保存しておくと良いでしょう。

また、最近では文字コードは UTF-8が主流のようです。

LaTeX文書作成の注意

講義用のレジュメのように著者自身が体裁を整える文書を作成する際には、意図したとおりの出力が得られるようなに文章を作成して構いません。また、そのような出力を促すマクロを作成しても問題ありません。

一方、一般の出版物のように、出版社が体裁を整える文書を作成する場合、著者が意図したとおりの出力が得られるよう努力してもそれは無駄な作業でしかありません。出版社に原稿の意味と文書の構造が分かるようにマークアップを施すことが大事です。

また、他の著者と共同で執筆する場合など、お互いの環境でも動作できるように、機種依存文字やいわゆる半角カナは使わない、マクロを作らない方が良いでしょう。

いくら、著者自身がきれい組版を行っても、文書の構造がおかしければ,出版社の意図した結果が得られないので、文書を修正しなければなりません。

LaTeX 文書の書き方については、LaTeX による原稿作成時の心構え(吉永徹美氏)が詳しく説明してあります。

http://www.h4.dion.ne.jp/~latexcat/intro/i2-r1.html

その他、文書の作成については、電子文書を前提とした文書の書き方 を参照してください。