[LaTeX] 数学記号・文字

演算子

演算子などの数学記号は,CTAN で配布されている symbols-letter.pdf を参照するとよいでしょう.

演算子に否定の意味の斜線を入れるには\notを使います.

入力例

\[ A \not\equiv B \]

出力例 intro14-01.jpg

添え字

x1,x2のように,添え字を入力するには._ や^ を使用します.中括弧で囲まれた文字が1文字に限り中括弧を省略することが出来ます.

入力例

#sh{{ \[ x^2, x^{2}, x_2, x_{2}, x_1^2, x_{12}^2 \] }}

出力例 intro14-02.jpg

添え字を改行したい場合は,\stackrel{上}{下}を使って,文字を上下に表示させます.

入力例

#sh{{{ \[ (a_{ij})_{\stackrel{\scriptstyle i=1,\dots,m}{\scriptstyle j=1,\dots,m}} \] }}}

出力例 intro14-03.jpg

記号の積み重ね

記号の積み重ねは \stackrel を使用します.

入力例

\[ \stackrel{\mathrm{def}}{=} \]

出力例 intro14-04.jpg

分数

分数は\frac{分子}{分母}を使用します.

入力例

\[ f(x)=\frac{b-x}{b-a} \]

出力例 intro14-05.jpg

分数の中に分数は,テキストスタイルになってしまいます.これを強制的にディスプレイスタイルにする場合は次のように入力します.

入力例

\[ f(x)=\frac{b-x}{\displaystyle{\frac{b-a}{d}}} \]

出力例 intro14-06.jpg

根号

√は,\sqrt を使用します.

入力例

\[ \sqrt{2} \]

出力例 intro14-11.jpg

演算子

Σのような大型演算子のように,スタイルによって大きさが変わるものもあります.

入力例

\[ \sum_{i=1}^{n}a_n \]

出力例 intro14-07.jpg

関数名

\log や \sin のような関数名も用意されています。

限界代替率 MRSを作るときは、プリアンブルで以下の定義して使います。

\makeatletter
 \def\mrs{\mathop{\operator@font MRS}\nolimits}
 \makeatother

\nolimitsをつけると,添え字は Prob の右上または右下につくようになります。

一方,\lim のようにディスプレイ数式では添字を上下につけるような記号については,\nolimits をつけないで定義します。

最近は、\mathrmでもきちんと表示されるようになったようです。

入力例

\[

\mrs_{12}^A, \, \mathrm{MRS}_{12}^A

\]

出力例 intro14-15.jpg

下線

数式の上下につける線には,次のようなものがあります.

  • \underline{下線}
  • \overline{上線}
  • \underbrace{下波}
  • \overbrace{上波}
  • \overrightarrow{右矢印}
  • \overleftarrow{左矢印}

入力例

\[ \underline{AB}, \overline{AB}, \underbrace{AB}, \overbrace{AB}, \overrightarrow{AB},\overleftarrow{AB} \]

出力例 intro14-09.jpg

\overbrace, \underbrace には添え字をつけることがありますが,_や^を使います.

入力例

\[

 a^n =
 \underbrace{a \times \cdots \times a}
 _{n \mbox{\scriptsize\ 個}}

\]

出力例 intro14-10.jpg

数式での書体

数式モードでは,テキストモードの書体の代わりに以下の書体を扱うことができます。

intro14-12.jpg

\mathcal は,アルファベットの大文字のみ使用できます。また、使用するパッケージ(txfont, mathptmx, eucal)によって書体が異なります。

ベクトル

ベクトルの記法として、アルファベットの上に矢印を書く場合と、太字にする場合があります。太字の場合は、bmパッケージを使います。 重ね打ちはみっともないから、使わないほうがよいという意見もあるので、AMS-LaTeXを使った方が良いかもしれません。また、研究室、ジャーナルの流儀もあるので、それに従った方が良いでしょう。

\usepackage{bm} % txfont パッケージと併用する場合は,

               % txfontパッケージを読み込んだ後に記述する

 

入力例

\[

\vec{a}=(a_1,a_2,...,a_n)

\]

出力例 intro14-13.jpg

入力例

\[ \bm{a}=(a_1,a_2,…,a_n) \]

出力例 intro14-14.jpg

何度も使う場合は,\bmdefineで定義することもできます.

% プリアンブル \bmdefine{\bmalpha}{\alpha} % %本文 $\bmalpha$

昔の方法(bmパッケージを使わない場合)

\boldmath{$文字$} 便利なように\mathvcという名前のコマンド定義しておくとよいでしょう.

入力例

\newcommand{\mathvc}[1]{\makebox{\boldmath$#1$}}

\mathvc は,テキストモードでも数式モードでも扱うことができます.